★テンカラは建築の意匠設計に似ている。
諸条件から、最適な解を見つけ出す過程が楽しい。但しそれには絶対はないが・・・。
真っ白な用紙にイメージを焼き付ける。
たった一度のシミュレーションでイメージがリアルになる筈などない。
幾度も修整しながら、それぞれのイメージをベターな方向へと導く。
全ての条件の整合性がとれた時、初めて現場でのイメージが原寸でリアルになる。
設計する方も施主さんにしても同じ事、そうでなければ契約には至らない
テンカラの場合はまるで Googleマップのよう に、自宅から現場までズームアップし、そのポイントでの攻め方、そして流した毛鉤を喰う瞬間までリアルにイメージ出来なければ積極的に行動には移れない。
★昨夜の19:51時点では『播テン・夏の3少年チーム』が撃沈した報告を聞き、若桜方面の良いイメージは描けず、正直言うと八木川のテッペンヘ行こうかと考えていたが、月初めにも拘わらず先週の18000円が重く圧し掛かってきて・・・小遣いがない、アハハ! (ジツは先週も午後から出かけたンやけど、高速で覆面パトに捕まるワ釣果はボーズやワ、もうワヤでしてん)
かといって智頭方面では未だ先週の結果を引きずっているので?尚更イメージが湧かない・・・。
そのままズルズルと床に入ったのだが、目を瞑ってイメージを模索していると、夏の3少年チームの撃沈報告はドンドン霞んでしまい、朝靄の公園前でドッカーンと当たるイメージがリアルになった。
「行くべし!」
★2:30起床(ちうか寝てまへんねん、アハハ!)で、3:00に出発し現場着4:30だった。気が急いて急いて!先週の18000円なんかでんでん懲りてない、アハハ!
ヘッドライトの光に反射する二ツの眼にドキッ!とする。キツネ、イタチ、ネコ、明るくなれば早朝散歩のバアサンetc.みんな脇目もふらず一目散に突進あるのみ!である、オーコワ。ほいでもナゼ車の直前を渡るのか?アト3秒待ったらゆっくり渡れるのになぁ、アハハ!
スグ準備して川に降り必釣ライン4.5mを結ぶ時、ハリスにキンクが出来ているのを見つける。いつもなら気が急いているのでそのまま釣り始めるのだが、今日はカシコかった、アハハ!
急く心を鎮めてハリスを1.5号に取り替え、毛鉤は赤い逆さ10号のまま。後で考えればたったコレだけの事が、今日の好釣果のきっかけとなったような気がする。
最初の8寸5分は石のエグレからパクリと来た。次のは瀬の肩で毛鉤がターンしたときにゴンッ!と来た。←昨夜のイメージ通りなのであった、これはウレシー!
流れこみの淵で底からグワッ!と大口広げて浮いてくるヤツがいたが、見えているだけにタイミングが合わず、ペシッ!とハリマシタだけで掛からなかった。クッソー!こういう場合は早い目の方が良いのか?それとも遅い目の方が良いのか?どっちやろ?
公園に戻り早速『播テン・夏の3少年チーム』の西サ、熊サに『おるやん、アハハ!』メールを画像付で送ったった、二人の悔しがる顔が目に浮かぶようである、イヒヒ~。 m(_ _)m
『じげの川マップ』を見ていると袋川では5月後半にマス釣大会が行なわれているようである。姑息な考えで非難轟々浴びそうだが、残り物を浚えに行く事にした。(^^;)
移動中、八東川本流に良さそうな瀬を見つけた。橋を渡って行くと第1日曜日は全国的に消防団の演習日のようで、道一杯に人だかりでみんな押し退けて通行するのは憚られた。では、と葦こぎでスリ傷だらけになりながら橋の下流側の瀬に入った。
流芯を流すとサヤエンドウサイズが飛び出してくる。「あかんのかなぁ?」と、思いつつ釣り
上がり、本日最高のステージに来た。(^^)v
←出血大サービス、こんな場所です。
流芯は余りにもキツそうなので、脇のエディに振り込むと即座にゴンッ!と来た。「デカイ!やっとひこずり出したった!」の心算が本流山女魚に引きずりまわされアワワ、アタフタ、エライコッチャ!なのであった。2段下の淵まで付いて行くが岩場だったのでタモが届かない!鉤はガッチリ掛かっているようなので1.5号のハリスを信用して陸に放りあげた。
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「ヤッター、絶対に尺上あるー!」
とたんに膝がガクガク、がくがく、諤々・・・、テンカラで膝がカックンカックンと笑う事!は多々あってもガクガクは久っしぶりやった。その精悍な顔付きに惚れ惚れとし、しばらく見とれてしまった。
前線基地にとって帰り、写真を撮りながら観察を済ませてから寸法を測ると一尺と一分あった。「ヨッシャー、今晩は赤飯ヤー!」アハハ!ですが自分的にはゴッツイ感動モンだった。もう一度、二人にメールを送ったろかとも思ったが、若桜まで石飛礫が飛んできそうなのでヤメタ。
袋川では殿ダムの工事が進行中である。堤体はほぼ完成しているようだ、川の流れは現場上流からパイプラインで迂回してある。道路は山の高いところに新設されそちらを走るようになっている。
ダムの目的は治水、用水、発電、河川環境保全?らしい、難しい事は調べようとも思えへんけど・・・「ア~アァ」やなぁ。
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マス釣大会の会場跡では全然ダメだった、他にも何人か釣人がいたがみんな考える事は一緒やねんなぁ、人と同じ発想をしとったらやっぱりアカンねんで。
雨滝まで間で何ヶ所か様子を見るがさっぱりだった。こういう場合、テンカラは簡単に探れて都合が良いと思う。雨滝の駐車場には観光目的らしい人が沢山いる「ヤーメタ、ワシはやっぱり本流やで」と思い、速攻でコンビニ弁当をエビスで流し込み、来る時に印象に残っていた上地川合流点の下へ入った。
普段、下流でパーマークを狙っていると、近所の爺さんは決まって「こんな下には山女魚は居れへんやろ、もっと上流へ行きなはれ」と仰る、上へ行くと今度はJAの帽子を被ったオッサンが「毎日毎日、次から次へと釣りに来なはるさかいにナァ、そんなもん居りまへんで」と申される。
ほな、どないしたらエエねんやろか?
冷静に3本の髪の毛で分析してみると、上流のオッサンは事実を言うとってみたいや、下流の爺さんは思い込みのようである、ほなら下流やろ。マア、個人の好き好きもありますが、ぼくは広い川原でロングライン・ブンブンを好みます。
田んぼの所為で水色はヤヤ濁ってはいるが大丈夫だろう。しばらくカワムツと戯れていたが、やっと瀬肩でバシャッと飛び出してくれるが、合わない・・・。
「アチャー、跳ぶ魚は送れ、跳ぶ魚は送れ、跳ぶ魚は送れ」呪文のように3度繰り返し気を落ち着ける。
天気も味方してくれ、小雨が降りだすが雨宿りしとる場合やない、ドンドン行きまほ。対岸の草ギリギリを狙って飛ばすと草に引っかかってしまった、軽く引っ張ると鉤の根元でハリスが切れた「ウーン、キンクがなくても半日位で結び直す方がよさそうですな」と今日は珍しく二ツも学習してしまった、アハハ!
再びヘッド&テールで跳びだす。今度は正座して?「こんにちわ」と挨拶してから『クン』と合わすと上手い事竿にのった。これも又大きいぞ「やったね、9寸はある」
「フゥ~、今日は目一杯堪能したデ、もう擱こう」
昨夜、殆んど寝てないのでシンドイのもあってここでキッパリと竿を畳んだ。
車へ歩いていると、殿ダム工事の進入路入口で警備している少女と会った。
「こんにちわ、あの~、悪いけどカメラのシャッター切ってくれへんやろか?何時も一人やさかいに、自分の写真を撮られへんねん」
「ウン、ええよ。オッチャン、何を釣ったん?大きいなぁ、これ鮎ぅ?」
「いいや、これは山女魚や」
「食べれるのん?」
「ああ、食べたら美味しいでぇ」
「フーン」と、言いながらシャッターを押してくれたが、肝心の山女魚ちゃんが言う事を聞かない。元気良すぎて跳ねてしまうのだ、この場合呪文を唱えてもしょうがない、アハハ!
なるべくなら来た道を退き帰すことはしたくない。で、陽も高い事やし、十王峠を越えて国道9号線でボチボチと帰る事にした。トコロが未だ通行止めのままなのだ。
「去年からズーッとやで~」
迂回路の小田川から荒金を通って9号線に出る。蒲生トンネルを抜けると兵庫県である。側に流れる川は岸田川だ。始めて見るが、中々エエ川やなぁ、夏の狙い目はこの辺やなぁと舌舐めずりしながら運転するのである。スグ先に湯村温泉の看板が見える、温泉は好きなのだが今入ると今日中には帰れなくなりそうなので辛抱した。春来トンネルを抜けると柤岡(けびおか)高原の看板を発見、以前から気になっていた場所なので急遽Uターンして道草する。氷ノ山よりも『兵庫の屋根』ちう感じはするが全く期待はずれの高原だった。シカシ、暑い時は涼しくて昼寝するのには良さそうだった。
【∞から1/1へのイメージ】では、帰宅すると家族が一緒に喜んでくれる顔まで一応はイメージしているのだが、一仕事終えると原寸大から∞に不安が膨らんでくるのであった・・・"仕事放っぽりだして遊んでばっかりおって”とカリカリきてへんやろか?
「アワワ、ナンマンダブ、ナンマンダブ・・・」と家の明かりが見えるまで呪文を唱えるのであった。
Ps.心配した程ではなかったけどね、(^^)v
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