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2007年4月30日 (月)

芝桜と焚火とウドンと

今日は給料日なのではあるが、皆に給料を手渡すのはお袋に任せ、車を鳥取に向けて走らせる。

今日は待ちに待った、【播磨テンカラ会】5周年記念例会が鳥取の若桜で開催されるのだ。

游サ:『楽しみですねえ。遠足前の子供みたいな心境です』
先程まではぼくも同じ心境だったのだが、アル事が気になり心に薄雲がかかってきた。サア!と云う時にイマイチ乗りきれない気分である。先行する大型トラックが吐く黒煙を浴び続けていると一層滅入ってくる。
そいつは戸倉峠手前で左のターンシグナルを出してようやく道を譲ってくれた。一気に追越し県境のトンネルを抜け、峠道を駆け下りる。対向車・スローインファーストアウト・ブレーキング&アクセルオン・カーブのライン取りetc.に集中してカッ飛んでいる最中に『一人で考えとってもしょうがない、やるっきゃない!』と思い至ると、やっと周囲の景色が見えて
きた。

00_1 メンバーが待っている筈である若桜の会場まで直行する気でいたが、気がつくと辺りは未だ明るい。この状況では宴会する前に若桜の川に挨拶しとかなアカンのとちゃうかと、ハサリ川のサハリ?で急ブレーキ。ほんの15分だけと自分を言い聞かせて川に降りる。シカシながら国道側の一級(に見える)ポイントでは5分と時間は必要ではなかった・・・。事はそんなに甘くはないのである。トボトボと車に取り返すと、夕暮れの青い光の中で(ココ、釣枕サ発言を拝借)あたり一面の芝桜の花が可憐に咲いている光景が自棄に心に染み入る。

01_2 ぼくの心には←このように映ったのである。

しかしこれ位の事でへこたれるぼくでもないのである。『先週交番前の淵で貯金した大っきい山女魚を引き出しに行ったろ』などと考えつつ車を走らせていると、正サから着信あり。
『今どこや、料理は着々と出来とるでぇ、早よおいで』
『了解!』
この電話で完全に吹っ切れたちうか、懸案は百万年の彼方に飛び去ってしまったのである。

02_1 滑り台の公園に着くといつものメンバーの嬉々とした顔が揃っている。何のしがらみや損得関係無しで心許せる仲間なのだ。
今宵のメニューは播テン定番の闇鍋を中心に、今までは禁句であった、ン?『現地調達』ヤマメ、イワナの塩焼きと南蛮漬け、竹の子の丸焼き、コゴミのおひたし等々豪華版なのだ。
現地調達部隊のガンバリのおかげなのである。(単にぼくが遅れて行っただけの話しなのであるが・・・アリガトウゴザイマシタ)
―このガンバリが明日のガックリの伏線になるとは、この時点では誰にも分からなかった。―
各自持参したエビスビール、ウィスキー、純米酒、梅酒、お茶?等をヤリながら話は弾む。

03 好天気とはいえども、GW中の夜はやはり冷え込む。呑むのが好きな人は自分のグラスを持って―ここ、タダシクは紙コップを持って―そうでない人は火箸やらジャガイモやらを持って、自然と焚火の周りに移っていく。

十津川での素晴しい光景や苦労話し、京都講習会の成果等の話題でずいぶん盛り上がった。
正サの「50歳にもなる―魅力的な男前(ココ、筆者の独断で追記)が―ぎょうさん居るので、自分が楽しむだけではなく、世間の為にもなる・ナニカをしようヤ」ちう話題では色々と考えた。自分では命の源となる綺麗で美味しい空気と水を創ってくれる森、山の悲惨な状況に世間の目を向けたいと思うのだが・・・ウーン。
森が元気になれば川が元気になり海も元気になる。そうなれば生きとし活ける者全てが元気になる。そう、GAIAが元気になる。ヤマメもイワナもアマゴも・・・(これはオマケだっせ、アハハ!)。釣枕サは早速、川のゴミ拾いをするそうだ。播テンの歴史は釣枕サの拾い物から始まったと聞く、今度もナ・ニ・カが始まるのだろうか?
と、話題は尽きないが、傍目には無為なようでジツに有意義な時間はアッと言うまに過ぎ去ってしまった。

06一夜明ければ一縷の雲もない晴天であった。パンとコーヒー、昨夜の残りの鍋で朝食を摂り、昨日の英サパラダイスに向け出発する。英サと正サ、釣枕サと啓サ、游サとぼくの三組に分かれて細見川へ入渓する。
二人で交互に釣り上がる。雰囲気は良いのだが・・・出ない、アキマヘン。
やっぱり英サはぺんぺん草やってんで、英サが釣った後でも釣れると考えたのが甘かった~、夕べの南蛮漬けで終いヤ、アハハ!
皆と合流し、「あかん」「アカン」と言っていると、英サが「そうかなぁ、ここでは2匹は出るはずですよ、もう一度やって04みましょうか?」とぼくらが歩いたコースを叩くが彼もボーズだった。普段なら仲間の貧果に同情し一緒に涙するのだがこの時だけは「よかったー」 m(_ _)m 英サでも釣れなくて安心したのであった、アハハ!

スグにお昼時となり公園に帰り、未だ残っている闇鍋で3度目!のウドンで昼食として、【来た時よりも美しく】片付けて皆とオサラバした。ぼくは全く不完全燃焼だったので、糸白見川へ行く事にした。啓サも同行すると言う。
準備して歩いていると啓サが
「しもた、魚篭を忘れた」
「あはは、何してまんねん」
と、笑っている本人が竿にラインを結ぶ段になって、
「しもた、ラインと毛鉤ケースを忘れた
・・・」
もう、この時点で勝負はついていたのである、アハハ!

ここで彼と別れてぼくは本流へ行く事にする。村外れの堰堤が連続する区間は風景も魅力的でなく、田の排水が流れこみ薄く濁っているが、こんな場所こそ人が入っていないと考え、敢えて叩いてみた。堰堤の落ち込みで逆引いてやるとやっと底から飛び出してくれました。ヤレヤレ。

08_1 本流の岩陰には赤いバンダナを巻いた人影が見える、その川岸には緑のキャンピングカーが止めてあるとなればそれは釣枕サに違いない。帰りに彼を見つけて聞くと正サの講習会の報告で聞いた“1.5mを半分づつ”を練習していたそうである。

09_1 本流もドピーカンの天気の所為かかなり渋い。
不意に瀬尻でバシャ!と飛び出るが鉤掛りしない。しかし、たった一匹ではあるが、支流の流れこみで自分が思い描いた通りに7寸ヤマメが掛ってくれた。『下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる』でも結構、もうこれだけで満足だった。

帰宅すると夕飯は豚シャブだった、当然その締めはウドンなのだが・・・。

素晴しい仲間と自然に乾杯!

ほな 

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