平福と智頭
いつも釣りに通う千代川への道中、気になる場所があったのだが、シーズン中は道草するココロの余裕なんかまるで無く訪れるのが今日になってしまった。 一つは『平福』の町並みである、ここは川面に写り込む土壁の家並みが美しいのである。しかしながらよく観察してみると土壁に櫛引の痕が残っている。ちう事は元々、漆喰壁であったのだろう、それが時と共に移ろい荒壁が剥きだしになりチト侘しい。赤い傘をさした女の子でも居れば少しは救われた絵になるのだが、こればかりは時の流れには逆らえずしょうがあるまい。
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. 路地の突き当たりは当然、川である。
「現在は川とどんなつきあい方をしているのだろうか?」などと考えながら歩を進めていると、裏木戸を開け石段を降りれば川に直接出られる家を発見した。嬉しい事に出がけの壁には竹竿が三本掛けてある。道糸から鉤まで揃っている、後はミミズだけあればヒョイと晩ご飯のオカズを釣りに行けるのであろうが、悲しいことに川には生気が全く無い。川底も暗緑色のヌルヌルばかりであった・・・。
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もう一つは智頭の『石谷家住宅』の看板が気になっていた。
行ってみるとそれはそれはごっつい豪邸でありました。比較的新しく大正8年から10年がかりで改築されたそうだ。
デカイ丸太梁に欅の大黒柱、杉赤の造作材等々職人も腕の揮い甲斐があっただろう。この家を訪れれば本物の良さが感じられる。行っての時は言うてもろたら材料や技術的なことは解説させてもらいます、アハハ!
ほいでも、現在は使用されておらず、国登録有形文化財となっている。
ウーム、家も川も人もやはり生きているのが一番エエなぁ。



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